絶対に後悔しないダイヤモンド選び。#1
憧れのダイヤモンド。
どれも綺麗だし、デザインや大きさ、ブランドで選ぶ、という方も多いと思います。
でもせっかくなら、ダイヤモンドそのものの知識を深めて絶対に後悔しない選択をしませんか?
ダイヤモンドのグレードを決めるのはG.I.Aが定めた“ 4 C ”という国際評価基準。
『 CUT (カット) 』『 CLARITY (透明度) 』『 CARAT (重量) 』『 COLOR (色) 』
この4つのグレードで、ダイヤモンドの評価は決まります。
ここでは『 CUT (カット) 』についてご紹介しましょう。
『 C U T (カット) 』
- ラウンドブリリアントカット
- エメラルドカット
- クッションカット
- オーバルカット
- ハートシェイプカット
- ペアシェイプカット and more…
やっぱり定番のラウンドブリリアントがいいかな、でもオーバルもクラシカルで素敵だし、レアなハートも可愛い・・・。そんな悩みが何より楽しいですが、ダイヤモンドを評価する4CのCUTは、このカットスタイル:形(シェイプ)のことではありません。
CUTは石の加工と研磨、その結果生まれるプロポーションやシンメトリー性、そこから生み出される光の輝き等を評価します。グレードは5段階。評価の高い順から
< EXCELLENT > < VERY GOOD > < GOOD > < FAIR > < POOR > 。
4Cの中で唯一、ダイヤモンドの原石ではなく、人間の技術が試される指標がCUTなのです。
最もポピュラーで人気がある ラウンドブリリアントカット
多くの方がエンゲージメントリングと聞いて思い浮かぶのは、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドではないでしょうか。それまで鉄・ゴールド・パールやその他の貴石が主流だった時代から、ダイヤモンドのリングでプロポーズをすることが流行し、定着した20世紀。その頃から定番の形といえばこのブリリアントカットでした。
その訳は・・・?
これには単なる身につけやすさや必要とする原石量などとは違った明白な理由があります。完全なるシンメトリーにカットがされたブリリアントカットのダイヤモンドは、取り入れた光がダイヤモンド内で屈折・反射し、跳ね返されることで、さらに光を発するのです。その光は白だけではありません。虹色です。つまり、ダイヤモンドを最も美しく輝かせることができるカット、それがラウンドブリリアントカットなのです。ダイヤモンドの輝きにおいて、カットがいかに大切な要素かということが良くわかりますね。
完全なるシンメトリー
とても硬い鉱物であるダイヤモンドをカットすることはとても難しく、G.I.Aによれば完全なるシンメトリーにカットされたダイヤモンドは全体の3%しかないそうです。ダイヤモンドの輝きを求めるならば、カットにこだわるのが正解のようです。
最後に、ダイヤモンドがシンメトリーかどうか見分ける方法を一つお伝えします。ルーペを使ってクラウンの上からダイヤモンドをのぞいてください。8本の矢(arrows)が見えますか?「Hearts & Arrows」といって、完全なシンメトリーにカットされ、完璧な光の反射をするダイヤだけが映し出す8本の矢、それがシンメトリーの証です。そして、8本のアローが見えるダイヤは、パビリオン側からのぞくと8個のハートが見えるのでハート&アローと言われます。愛の証として扱われるダイヤモンドに矢とハートが現れるなんて、なんともロマンチックですね♡
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